あなたは普段ヒュウガトウキをどんな形状で、どんなタイミングで摂取していますか?ヒュウガトウキは、漢方の生薬とされる「当帰」の一種です。薬と違って即効性は感じにくい分、摂取し続けることで効果を実感していくものなので、
飲み続けることができるかどうか
が、1つの重要な要素とも言えます。下記は弊社が2024年に自社商品を購入した人100人を対象に調査した「ヒュウガトウキを飲んで何かしらの効果が出るまでにかかる時間」のデータです。

もちろん飲む量や飲む人の体質にもよるので一概には言えません。
しかし、このデータを見ると、飲んで効果が出るまでの期間は1~3週間以内が一番多いという結果が出ています。効能には個人差もありますが、言い換えれば、「3週間飲み続けることができれば効果を感じることができる人が多い」と捉えることもできます。
ヒュウガトウキ研究の第一人者である水野修一医学博士の書籍「ヒュウガトウキの全て 東洋医学に学ぶ健康づくり」 においても同様のことが書かれています。
- ヒュウガトウキの良さがわかるまでに、どのくらいの時間がかかりますか?
-
病気の状態や年齢、体のコンディション、他の薬の併用の有無などの条件が個々人で違いますので、一概にこのくらいということは言えません。医薬品ではありませんので、飲んですぐに症状がよくなることはまれです。しかし、早い人で飲み始めて四〜五日、たいていの人が二〜三週間で何らかの改善効果が現れることが多いようです。
しかし、あなたは今このように思っていませんか?
「体にいいと言われて飲み始めてみたものの、3週間も苦くて続けることができない、、」
「飲むタイミングや、どんな形状をどれくらい飲めばいいかわからない、、」
と。
あなたの悩みを解決できる答えがこの記事にはあるので安心してください。今回は、私たち日向当帰再生保全会の商品をお飲みいただいている方に聞いた、様々な飲み方を紹介します。騙されたと思って、是非そのままこの記事で紹介している飲み方を真似て実践してみてください。きっと、あなたに合った飲み方が見つかるはずです。
早速ですが、まず当帰の特徴、ヒュウガトウキの味について紹介していきます。
- 当帰全般についての知識
- 当帰の種類とその効能
- ヒュウガトウキのおすすめの飲み方
当帰(漢方)について
当帰とはセリ科シシウド属の多年草であり、古くから漢方や薬草として利用されてきた植物の総称です。名前の「当帰」には「元の健康な状態に戻る(当=まさに、帰=戻る)」という意味があり、特に血の巡りを良くし、体を温める作用があるとされています。
主に根の部分が生薬として用いられ、婦人病の特効薬として知られるほか、冷え性や貧血、血行不良の改善、ホルモンバランスの調整などに役立つとされています。現に日向当帰も、根の部分が平成14年(2002年)11月に、厚生労働省により医薬品のリストに加えられました。また、日本や中国では、伝統的に「補血薬(血を補う)」として処方されてきたという歴史もあります。
当帰の種類について
一口に「当帰」といっても、その種類はさまざまで、それぞれに特徴や成分、用途の違いがあります。
主な当帰は下記の4種類です。
ここでは、当帰の種類ごとの特性を比較し、違いをわかりやすくまとめました。
日本山人参(ヒュウガトウキ)
日本山人参や山人参とも呼ばれるヒュウガトウキは、宮崎県や大分県を中心に自生する希少な植物です。古くから健康維持に役立つ植物として注目されてきましたが、その強い苦味が特徴で、一般的な当帰とは一線を画す存在として扱われてきました。根の部分が平成14年(2002年)11月に、厚生労働省により医薬品のリストに加えられたことは前述しましたが、葉や茎の部分にも有用な成分が含まれています。近年の研究では、血流改善や免疫調整、抗炎症作用などが期待される成分が含まれていることが明らかになり、健康食品としての価値が再認識されていますが、その全てはまだ解明されていません。ここでは、ヒュウガトウキの特徴や成分、用途についてまとめています。
種類 | 日本山人参(ヒュウガトウキ) |
学名 | Angelica furcijuga Kitagawa |
自生地・主な生産地 | 宮崎県・大分県 |
香り・味の特徴 | 苦みが強いが甘みもある |
主な成分 | クマリン類、YN-1、フラボノイド、多糖類、フェニルプロパノイド類 |
主な漢方処方 | 一般的な漢方処方には少ない |
効能の強み | 血圧・血糖調整、抗炎症、免疫力向上 |
加工・製品化 | 粉末・タブレット・カプセル・お茶 |
市場での流通状況 | 生産量が少なく希少 |
ヒュウガトウキには豊富なビタミン・ミネラルの他にYN-1(イソエポキシプテリキシン)、イソプテリキシンといった有機化合物を含んでおり、抗がん作用、婦人科系疾患へのアプローチなど、幅広い効果があることが明らかになっています。その他、下記のような効果が期待できます。
- 体内への有害物質の排泄を促進する
- 消化や代謝を活性化させる
- 血糖値の上昇を緩やかにする
- 高めの血圧を下げる
- 血流速度を上昇させる
- 免疫力を増強する
- 抗炎症作用がある
- 保湿機能をサポートする
大和当帰
大和当帰は、日本の奈良県を中心に古くから栽培されてきた当帰の代表的な品種です。他の当帰同様、根の部分が生薬として重宝されています。独特の芳香を持ち、血行促進や冷えの改善、女性特有の不調を整える働きが期待されることから、婦人薬の主要成分として用いられてきました。また、葉の部分にも有用な成分が含まれており、近年では食品やお茶などに活用される機会も増えています。ここでは、大和当帰の特徴や成分、用途についてまとめています。
種類 | 大和当帰 |
学名 | Angelica acutiloba Kitagawa |
自生地・主な生産地 | 奈良県・和歌山県 |
香り・味の特徴 | 甘みと苦みが調和 |
主な成分 | クマリン類(ウンベリフェロン、スコポレチン)、フタライド類、精油成分 |
主な漢方処方 | 当帰芍薬散、桂枝茯苓丸など |
効能の強み | 血流促進・女性ホルモン調整 |
加工・製品化 | 乾燥・エキス・粉末 |
市場での流通状況 | 国内での栽培が盛んに行われている |
北海当帰
北海当帰は、北海道や東北地方に自生するセリ科の植物で、寒冷地でも力強く育つことが特徴です。一般的な当帰と比べて香りが穏やかで、特に葉や茎の部分に有用な成分が多く含まれています。アイヌ民族の伝統的な薬草としても知られ、近年では健康維持や美容をサポートする素材として注目を集めています。ここでは、北海当帰の特徴や成分、用途についてまとめています。
種類 | 北海当帰 |
学名 | Angelica acutiloba var. sugiyamae Hikino |
自生地・主な生産地 | 北海道・東北地方 |
香り・味の特徴 | 香りが強く、やや辛味あり |
主な成分 | クマリン類、フタライド類(リグスチリド、ブチリデンフタライド)、精油成分 |
主な漢方処方 | 当帰芍薬散、加味逍遙散など |
効能の強み | 抗炎症・血流改善・鎮痛作用 |
加工・製品化 | 乾燥・エキス・粉末 |
市場での流通状況 | 生産量は限られるが国内流通あり |
中国当帰
中国当帰は、中国をはじめとする東アジアで古くから生薬として用いられてきた代表的な当帰の一種です。特に根の部分が重宝され、「婦人の宝」とも呼ばれるほど、女性の健康維持に役立つ生薬として広く知られています。血行促進や冷えの改善、ホルモンバランスの調整に役立つとされ、現在でも多くの漢方薬や健康食品に活用されています。ここでは、中国当帰の特徴や成分、用途についてまとめています。
種類 | 中国当帰 |
学名 | Angelica sinensis |
自生地・主な生産地 | 中国(甘粛省、四川省) |
香り・味の特徴 | 独特の甘い香りあり |
主な成分 | クマリン類(デクスベリフェロン)、フタライド類、精油成分、アミノ酸 |
主な漢方処方 | 当帰補血湯、四物湯など |
効能の強み | 貧血改善・滋養強壮 |
加工・製品化 | 乾燥・エキス・粉末 |
市場での流通状況 | 漢方薬の原料として流通量が多い |
ヒュウガトウキの飲み方
ヒュウガトウキは、摂取しやすい形に加工されたさまざまなタイプの商品が販売されています。ライフスタイルに合わせた飲み方を選べるのが魅力です。ここでは、それぞれの摂取方法の特徴や、あなたに合った飲み方の選び方をご紹介します。
ヒュウガトウキの摂取スタイル
ヒュウガトウキを加工したものには、大きく分けて粉末タイプ、ティーバッグタイプ、そしてカプセル・タブレットなどのサプリメントタイプがあります。それぞれ形状や飲み方が異なり、ライフスタイルや目的に応じて選ぶことができます。
粉末
ヒュウガトウキの葉や茎を乾燥させて細かく粉砕したもので、お湯や水、その他液体に溶かして飲むことができます。原材料そのものを摂取できるため、栄養を余すことなく取り入れられるのが特徴です。
「どんな飲み物に溶いて飲むのが一番いいの?」と聞かれることがあります。前述の通りお湯や水で飲むのがいいと思いますが、飲み続けることを最優先として考えるならば、続けれるなら何に溶かして飲んでも構いません。「牛乳やお茶に混ぜて飲むと効果が薄れる」という声も、文献も存在しますが、我々は効果が薄れても続けることを優先するべきだと考えています。また、牛乳に溶かして飲んでいる方の中には血圧が下がったとおっしゃる方も一定数存在しています。下記はお客様から聞いた飲み方のアレンジです。
- ハチミツを入れて飲む
- 牛乳を入れて抹茶ラテ感覚で飲む
- ホットで飲む(苦味や渋味は感じにくくなります。)
- 他のお茶とブレンドして飲む
ティーバッグ
ヒュウガトウキの葉や茎を乾燥させて細かくカットし、ティーバッグに詰めたものです。お湯を注ぐだけで簡単にお茶として楽しめるのが特徴です。
サプリ(カプセル・タブレット)
ヒュウガトウキの成分を凝縮し、飲みやすい形に加工したものです。粉末やお茶と違い、手軽に摂取できるため、忙しい方やどんな場所でも取り入れやすいのが魅力です。
それぞれに異なるメリットがあるので、自分に合ったスタイルでヒュウガトウキを取り入れてみてください。
ヒュウガトウキのライフスタイルに合わせた飲み方
ヒュウガトウキを日々の健康習慣に取り入れる方法はいくつかありますが、飲み方によって続けやすさ、ライフスタイルとの相性が変わってきます。粉末、ティーバッグ、サプリメント(カプセル・タブレット)など、それぞれに特徴があり、自分に合った形を選ぶことが大切です。
苦味の感じ方やライフスタイル別に、おすすめの摂取方法を一覧にまとめました。無理なく続けられる方法を見つけて、ヒュウガトウキを上手に取り入れてみてください。
ライフスタイル・好み | 粉末 | ティーバッグ | サプリ |
苦味が気にならない人 | ◯ | ◯ | ◯ |
苦味が苦手な人 | △ | △ | ◯ |
忙しい人・外出が多い人 | △ | ◯ | ◯ |
添加物が気になる人 | ◯ | ◯ | △ |
手軽さを重視する人 | △ | △ | ◯ |
毎日の習慣にしたい人 | ◯ | ◯ | ◯ |
持ち運びしたい人 | △ | △ | ◯ |
コストを抑えたい人 | ◯ | ◯ | △ |
飲むタイミングと副作用について
ヒュウガトウキを日常に取り入れる際に気になるのが、「いつ、どのくらい飲めばいいのか?」という点です。薬ではないため、基本的に摂取のタイミングや量に厳密な決まりはありませんが、より効果的に取り入れるためのポイントがあります。ここでは、飲むタイミングの目安や適量、注意すべき点についてご紹介します。
飲むタイミングについて
ヒュウガトウキは薬ではないため、基本的にどんなタイミングで飲んでも問題ありません。食事中に食事と一緒にお茶として飲んでいただいても良いですし、カフェインを含まないため、寝る前に飲んでも構いません。しかし、漢方の観点からすると空腹時に摂取することで有効成分が吸収されやすいとされています。朝起きたときや食事と食事の間に飲むのもおすすめです。決まったルールはないため、ご自身のライフスタイルに合わせて、無理なく取り入れてください。
副作用と注意点
ヒュウガトウキは自然由来の食品であり、特筆すべき点として副作用がないことが確認されています。これは2002年に社団法人北里研究所メディカルの研究によって発表されており、安心して摂取できることが示されています。しかし、すべての方にとって完全にリスクがないわけではありません。以下の点には注意が必要です。
セリ科アレルギーがある方:ヒュウガトウキはセリ科の植物であるため、ニンジン、セリ、ミツバ、パセリ、セロリなどにアレルギーがある方は摂取を避けるか、医師に相談してください。
妊娠中・授乳中の方:中国最古の薬物学書『神農本草経』では、血に作用することから、妊婦に葉を食べさせたという記録もあります。また、ノンカフェインなことから、妊婦にオススメしている販売業者もいますが、摂取による影響について十分なデータがないため、かかりつけの医師と相談のうえ、慎重に判断してください。ヒュウガトウキの成分に含まれているクマリンは子宮収縮作用が報告されているため、日向当帰再生保全会の考え方としては妊娠中の方の摂取はオススメしていません。
添加物を気にされている方:ヒュウガトウキ100%の粉末やティーバッグタイプがおすすめです。これらは純粋なヒュウガトウキのみを使用しており、余計な成分を含みません。一方で、タブレットタイプには凝固剤が使用されることがあり、カプセルタイプには保存料や賦形剤が含まれることがあります。
ただし、私たち日向当帰再生保全会のタブレット商品では植物由来の添加物であるプルラン(凝固剤)を使用しており、できる限り自然な形でお届けできるよう工夫しています。
飲み続けることができるかどうかを考えて付き合うべき
ヒュウガトウキは健康維持に役立つ食品ですが、一番大切なのは「無理なく続けられること」です。どんなに体に良いものでも、飲み方が負担になってしまうと長続きしません。そのため、「どの形が自分にとって続けやすいか」を考えながら、自分のライフスタイルに合った方法で取り入れることが大切です。粉末・ティーバッグ・サプリなど、それぞれにメリット・デメリットがあるので、無理なく続けられる形を選びましょう。
また、日向当帰再生保全会では1日1gの摂取を推奨していますが、濃さや分量も自由です。好きな量を、好きなタイミングで、好きな濃さで、飲みやすさを重視して自分に合った飲み方を見つけることが、長く続けるためのコツです。ぜひ、あなたに合った方法でヒュウガトウキを日常に取り入れてみてください。
「苦くて飲めない」を変えるために生まれたヒュウガトウキ
ヒュウガトウキの効果を知っていて、続けたくても、「苦くて続けられない…」と感じておられる方は少なくないと思います。実は、私自身も同じ経験をしました。
最初にヒュウガトウキを飲んだとき、夫や義理の父がその効果を実感しており、その効果を私自身も目に見えて感じていたことから「私も飲んでみよう」と思いました。けれど、あまりの苦さに「これはとても飲めない…」と感じたのです。だからこそ、「苦くても続けたい人のために、飲みやすいヒュウガトウキを作ろう!」との思いから、今の商品が生まれました。
もちろん、本来の成分や効果を損なわないよう、余計な熱や加工を加えすぎないように細心の注意を払っています。苦みを抑えながら、ヒュウガトウキの力をしっかりと引き出した自信作です。
「苦いけど続けたい」と思っているあなたにこそ試してほしい。

ぜひ、一度この飲みやすさを体感してみてください。